団十郎朝顔
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団十郎朝顔は、二代目市川團十郎の、
「暫」で用いられた法被の色に似ていることから、
この名前が付けられた由緒正しく、アサガオ好きの憧れの品種です。
江戸時代には、「団十郎の茶色いアサガオ」として一世風靡したそうですが、
種子を確保するのは難しく、幻のアサガオともいわれています。
しかし、近年は専門の栽培家や、園芸店、通販から、
数は少ないものの、販売されるケースもあるようです。
朱色がかった茶のアサガオ、育ててみたいですね。
[団十郎朝顔]
■団十郎朝顔の栽培データ
科・属名 ヒルガオ科サツマイモ属
英名・学名 Ipomoea nil
原産地 日本
■団十郎朝顔の特徴
・蝉葉、模様なし
本物の団十郎朝顔は、黄色い蝉葉で、斑入りはありません。
花も無地で、覆輪のない濃い茶色が特徴です。
また、花の中央は筒抜けといって、真っ白なのも、特徴です。
*蝉葉(せみば)とは、葉の耳となる部分が2つずつある葉のことで、
この蝉葉をもつ品種は、大輪の花を咲かせます。
茶色いアサガオ=団十郎朝顔として販売されていることもありますが、
本物の団十郎朝顔は、上記のような特徴があり、
葉に白い模様が入っているものや、花に覆輪があるものなどは、
江戸時代からある団十郎朝顔とは別の品種とされます。
最近は、「新団十郎朝顔」などと名称を変え販売されることもあるので、
充分に気をつけてくださいね。
ほとんど入手できないといっても、過言ではありませんが、
団十郎朝顔の根強い人気は江戸時代から何百年経った今も変わりません。
■団十郎朝顔の栽培のコツ
団十郎は希少品種として知られていますが、育て方は他のアサガオに準じます。
また、茶色い花を咲かせる「団十郎」のようなアサガオは出回っており、
本物とはまた違うものの、やはり、茶色いアサガオは人気があります。
・肥料の与え過ぎに注意
肥料を与え過ぎると、葉ばかりが茂り、
蕾が落ちて開花が見られなくなることがあります。
団十郎朝顔や、それに近い茶色いアサガオの醍醐味は大輪の花にあるので、
肥料の与え過ぎには十分気をつけてください。
■参考
・アサガオ 種からの育て方
・アサガオ 鉢植えの育て方
・アサガオ プランターの育て方は?
・西洋アサガオ 育て方