アサガオ 花言葉
夏の早朝から美しい花を咲かせ、涼をもたらしてくれるアサガオは、
日本で古くから親しまれてきました
[アサガオ 花言葉]
小学校の頃に育てた経験がある人も少なくないでしょう。
アサガオにはたくさんの種類がありますが、
最もアサガオの品種改良が流行したのは江戸時代のことです。
今よく見かけるような形ではなく、
変化朝顔と呼ばれる変わった咲き方や、
変わった形の葉を持ったアサガオがもてはやされました。
現在でも変化朝顔の改良と栽培を続いています
今の主流はやはり一般的なアサガオでしょう。
早朝から開花し、昼過ぎにはもうしぼみ始めてしまう儚い花です。
昔も今も日本人に愛され続けているアサガオには、
どのような花言葉がつけられているのでしょうか。
■アサガオ 花言葉
開花が始まると、毎日のように新しい花を咲かせるアサガオには、
素敵な花言葉がつけられています。
「愛情」「結束」「明日もさわやかに」という、アサガオにぴったりな言葉です。
なぜ愛情という言葉がつけられたのかは分かりませんが、
昔から愛され続けているアサガオなので納得です。
アサガオはツルを伸ばして生長します。
その伸びたツルは、支柱やネットに自然に絡みます。
この絡み方にも実は法則があって、右回りの方向にしか巻きません。
そのため、一度絡んだツルをはずし、反対の方向に巻きつけようとしても、
なかなかうまくいきません。
しっかりと絡みつくところから、結束という言葉がついたのかもしれませんね。
また、アサガオは早朝に開花して昼過ぎにはしぼみ始めて枯れてしまう、
いわゆる一日花と呼ばれるタイプの植物です。
けれど開花が始まれば、毎日少しずつ花を咲かせてくれます。
今日が終わっても、明日もまた美しい花を咲かせてくれるアサガオには、
明日もさわやかにという言葉がつくのは自然なことなのでしょう。
青いアサガオは涼しげでいいですね
・色で異なる花言葉
アサガオと聞いてイメージするのはどのような花色ですか?
青、紫、白、赤、ピンク、などなど。
中には赤茶のような渋い色合いのものや、
青地に白のラインや斑が入るものなど、本当にたくさんの種類があります。
そんな中で、青系・白系・紫系の花色には、
それぞれ別の花言葉がつけられています。
青=短い愛、はかない恋
白=固い絆、あふれる喜び
紫=:冷静
青は恋愛に関する言葉が2つもついています。
あまり青は恋愛とは結び付けることがない色のように思いますが、
アサガオにとってはポピュラーな色なのでつけられたのかもしれません。
アサガオの白い花は、とても清楚で可憐な雰囲気があります。
ツルが巻き付く様が共通するため、
アサガオ全体につけられている「結束」と、
似たような固い絆という言葉がついたのでしょうか。
紫はちょっと意外ですが、冷静という言葉がついています。
日本では紫色は高貴な色として、憧れの対象でした。
高貴な人、冷静で素敵な人という意味が込められているのか、
少し謎めいているからこそ楽しいです。
ヒルガオは可憐です
・朝顔と昼顔と夕顔
アサガオと同じ時期に咲く花として、ヒルガオとユウガオがあります。
アサガオが早朝に咲いて昼過ぎにしぼむのに対し、
ヒルガオを朝に咲いて夕方にしぼみます。
ユウガオは夕方に開花て、翌朝までにはしぼむというサイクルで開花を続けます。
花の咲くタイミングが違うので、アサガオ・ヒルガオ・ユウガオ、
すべての品種を植えておくと、時間帯ごとに違った花を楽しめそうです。
アサガオだけでなく、ヒルガオとユウガオにも花言葉はつけられています。
ヒルガオ=絆、友達のよしみ、情事
ユウガオ=夜、はかない恋、罪
おもしろいのが、ヒルガオの絆やユウガオのはかない恋は、
アサガオにもつけられている花言葉です。
似ているからこそ、似たような言葉がつけられたのでしょうか。
ヒルガオもユウガオも、どちらもイメージに合う言葉がつけられていますが、
ヒルガオには常時、ユウガオには罪という、ダークな印象の言葉もついています。
ユウガオの実
ヨルガオ、白花夜顔と呼ばれます
ちなみに、この3つの中でユウガオだけウリ科の植物です。
ユウガオの実は食用となり、かんぴょうにもされます。
アサガオとヒルガオはヒルガオ科に分類されるのですが、
ユウガオと似たような花の咲き方をするものに、ヨルガオという植物があります。
ヨルガオはアサガオとヒルガオと同じヒルガオ科なので、ちょっとややこしいですね。
ヨルガオの中には、ユウガオというタグがついて売られている場合があるので、
ユウガオの実をとってかんぴょうにしてみたい方は、
品種を間違わないように注意しましょう。
■参考
・アサガオ 種からの育て方
・アサガオ 鉢植えの育て方
・アサガオ プランターの育て方は?
・西洋アサガオ 育て方