アサガオ 摘芯 時期と方法
◎アサガオを摘芯する理由は?
植物は、生長の頂点=親づるの先端を摘むことで、
かわりに新しい生長点をいくつも伸ばす性質があります。
アサガオも同様で、摘芯をすると脇芽が多く発生してきます。
この脇芽が多く育つことで、親づる一本で育てるよりも、
花数をはるかに多く増やすことができます。
摘芯をしなくても、脇芽が多く出てくることがあります。
けれど、親づるを残した状態で脇芽を伸ばして子づるにすると、
花付きが悪くなったり、株が疲れてしまうことが多いのです。
摘芯をしないよりも、摘芯をした場合の方がメリットが多いので、
できれば摘芯は行うようにした方が、たくさんの花を見られます。
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[アサガオ 摘芯 時期と方法]
■摘芯の時期と方法
アサガオの摘芯にもタイミングがあります。
アサガオの本葉が8枚~9枚になったら、摘芯の時期です。
双葉の次に出てくる葉が第1の本葉です。
摘芯は第1の本葉から数えて、第5か第6の本葉の上で切ります。
摘芯の方法と伸ばす脇芽=子づる
この時、つるが細くても必ずハサミで切り取るようにします。
つるは細く見えても繊維が強く、とても手ではちぎることができません。
無理に手でひきちぎるようにつるを切ってしまうと、
株が弱くなったり、枯れてしまう原因にもなりかねません。
摘芯が済んだ後、しばらくすると、
各本葉や双葉の付け根から、脇芽が出てきます。
この脇芽をすべて育てると、つるが多すぎて株が疲れてしまい、
花数が少なくなってしまったり、早く枯れてしまう原因になります。
出てくる脇芽を全て子づるとして育てるのではなく、
残す子づると摘んでしまう子づるを選ぶようにします。
残す子づるは、1~3本、
第3、第4、第5の本葉の付け根から出る脇芽が良いでしょう。
それ以外の本葉から出てきた脇芽は、全て取り除くようにします。
必要なものだけを残し、あとの脇芽を取り除くことで、
残した脇芽の生育がとても良くなります。