パーリーゲート
パーリーゲート
パーリーゲートは、西洋アサガオの1品種です。
アサガオといえば、日本の夏風物詩というイメージがあります。
けれど西洋アサガオと呼ばれる、丈夫で生育旺盛な品種群もとても人気があります。
生育が旺盛なので、グリーンカーテンとして利用されることも多く、
丈夫で育てやすいということで人気が高まりました。
西洋アサガオは花色が青のイメージも強いですが、
パーリーゲートは真っ白な花を咲かせます。
パーリーゲートの特徴と育て方のコツをご紹介します。
[パーリーゲート]
■パーリーゲート栽培データ
科・属名 ヒルガオ科サツマイモ属
学名・英名 Ipomoea nill
別名 ソライロアサガオ、西洋アサガオ
花色 白
■パーリーゲートの特徴
・純白花の房咲き
西洋アサガオといえば、ヘブンリーブル―に代表されるように、青色が印象的です。
もちろん青色の花もとても美しいのですが、別の花色も欲しくなるものです。
パーリーゲートの花色は、濁りのまったくない純白です。
花の中心(筒)の部分は、ごくごく淡い黄色になります。
色の濃淡は個体差によって出やすく、黄色が強くでれば明るいレモンイエローに、
色が淡く出るとクリーム色っぽく見えます。
花の大きさは中程度ですが、花付きが非常に良いので、
開花が始まると次々と花を咲かせます。
しかも1か所に房状に開花するので、見ごたえも抜群です。
たくさんの花が次々と開花しても、花色が輝くような白色のためか、
重い印象になることはまったくありません。
やや晩生なので、開花スタートが10月頃になることもありますが、
待った分だけ楽しみが増える品種です。
開花した花は、真夏でもお昼頃まで咲いた状態が楽しめます。
秋になってさらに短日になると、夕方頃まで咲いていたり、
長ければ翌日の朝まで咲いていることもあるそうです。
・ハート型の可愛らしい葉
パーリーゲートは西洋アサガオなので、ハート型の葉を持っています。
葉色は明るい緑色です。
ツルや葉に目立った産毛がなく、つるりとしているのが特徴です。
つるっとした花や葉、ツルに朝露の水滴がついている様子は、
なんとも清々しく美しいです。
ツルの伸びが非常に良く、広いエリアでの栽培に向いていて、
グリーンカーテンにもお勧めの品種です。
パーリーゲートの苗 C)イングの森
■パーリーゲートの栽培のコツ
・育て方
基本の育て方は、一般の西洋アサガオと同じです。
気温が十分に上がった5月以降に種まきが可能になりますが、
開花開始がやや遅めなので、早くても8月上旬頃からの開花となります。
遅くなると10月頃からの開花開始となるので、初めて育てる時は不安になりますが、
秋までは花がつかないことも多いので、気長に待ちましょう。
・花付きが悪い場合
基本的には生育旺盛で、開花時期が近くなるとたくさん蕾も上がってきますが、
花付きが悪くなることもあります。
ツル性の植物なので、肥料の窒素が多いとツルボケが起こります。
また、アサガオは短日性の植物なので、夜間も明るい場所に置いていると、
花付きが悪くなります。
日中は日当たりの良い場所が良いですが、
夜間は街灯や部屋の明かりが届かない場所を選びます。
■参考
・アサガオ 種からの育て方
・アサガオ 鉢植えの育て方
・アサガオ プランターの育て方は?
・西洋アサガオ 育て方