アサガオ 花が咲かない
アサガオ(朝顔)、発芽して葉もつるも伸びているのに、
花がつかない、咲かないことがあります。
特に今年の夏は、天候不順で豪雨や猛暑で開花が良くないです。
花が咲かない原因を徹底して探ってみました。
[アサガオ 花が咲かない]
■まだ時期が早い
アサガオの品種によっては、
花が咲き始めるのが遅いものがあります。
西洋アサガオなどが特に遅く、
8月頃から開花が始まるものが多いです。
日本の伝統的なアサガオであれば、
7月頃から開花が始まるので、
日本アサガオと同じように、西洋アサガオの開花を待っていると、
いつまでも花が咲かないとやきもきするかもしれません。
育てているアサガオの品種を確認し、
いつ頃から開花するのかを、今一度確認してみましょう。
ヘブンリーブルーなど西洋アサガオは初秋が花の盛りです
■肥料が多過ぎる
肥料が多いと、つるや葉ばかりが茂ってしまい、
花がつきにくくなってしまうことがあります。
肥料には窒素・リン酸・カリという成分が含まれていて、
特に窒素の多い肥料を与えていると、花がつきにくくなります。
肥料を与える時は、3つの成分が同等のものか、
リン酸が多めのものを与えるようにします。
肥料を与える頻度としては、1週間に1~2回くらいのペースで、
規定通りに薄めた液体肥料を、水代わりに与えます。
■水分が多過ぎる
気温が上がり、つるが伸びて花を咲かせる頃になると、
アサガオはとても水分を要求するようになります。
けれど、水分を与えすぎても花が咲かなくなることがあるのです。
アサガオは、水分を欲していても、常に湿った土は苦手です。
そのため、植え付ける時に使う用土は、水はけの良いものを使います。
また、水やりをする時も、必ず土が乾燥しているかを確認してから与えます。
土が乾いていれば、容器の底から水が出てくるまでたっぷりと与え、
もし土が乾いていなければ、無理に水やりしてはいけません。
地植えにしている場合であれば、降雨だけでももつことがあります。
何日も雨が降らなかったり、土がひび割れるほど乾燥している場合は、
たっぷりと与えるようにしましょう。
外灯や部屋からもれる灯りで咲かないことがあります
■夜が明るい
アサガオは短日性の植物といって、
日の長さが短くなっていることを感知して花を咲かせる植物です。
外灯や常夜灯の近くで育てると、夜でも明いために昼間だと勘違いし、
花をつけにくくしてしまいます。
鉢やプランターで育てている場合は、
夜間はできるだけ暗くなる場所で育てるか、暗いところへ移動させて育てます。
地植えにしていて動かすのが難しい場合は、
夜の間だけ遮光するなど工夫すると咲いてきます。
■摘芯をしていない
アサガオは、本葉が8枚~10枚くらいになった頃、
摘芯という作業を行います。
摘芯を行うことにより、元気の良い脇芽が伸び、子づるとなります。
子づるを発生させることでつるの本数が増え、花数も増えます。
親づるのみを育てていると、なかなか花がつかないことも多いので、
摘芯の作業はぜひ行うようにしましょう。
摘芯すると元気に育ちます
■苗が弱かった
種から育てた時、発芽後に寒さに当たったり、
まだ気温が低い時期に無理に苗を植え付けて育てたりすると、
生育に支障が出ることがあります。
生育初期に弱ってしまった苗は、なかなか持ち直すことができずに、
結局そのまま花を咲かせずに枯れてしまうことも多いです。
アサガオを育てる時は、充分に気温が上がってからにし、
苗を購入する場合は元気で健康な苗を選ぶようにしましょう。
■参考
・アサガオ 種からの育て方
・アサガオ 鉢植えの育て方
・アサガオ プランターの育て方は?
・西洋アサガオ 育て方